レッスンについて

ピアノを弾くのに必要な、「指先の意識」、「指の独立」、「腕・肩の使い方」などを、写真以外にも色々なグッズを使って、楽しみながら導いていきます。

ピアノは弦楽器や管楽器とは違い、鍵盤を触れば音が鳴ってしまいますので最初からすぐに音楽を楽しめますが、その反面、正しくないフォームで音を出す癖が付いてしまっては、美しい音色が出せませんし、指の動きも限られてしまう為、教則本が進んでも、速いパッセージのある曲などは弾けなくなってしまいます。その頃になってフォームを改善するのはとても大変です。

ですので最初の導入で、正しいフォームに重点を置いて、色々な方法で身に付けていきます。

 

 

最初の導入の教材として、手作りのオリジナルのプリント集を使って、レッスンを開始します。

このプリント集では、「音名唱」から、色々な使い方をして「12調弾き」まで取り組みます。

その間に、生徒さんのお家での練習の進み具合、レッスンでの進度、そのお子さんの好みなどから、お子さんに合った教則本を見極めて、プリント集終了後は、市販の教則本(楽譜)をお渡しします。

昔はハノン・バイエル・ブルグミュラー・・・・と定番の教則本でしたが、今は、たくさんの出版社から、たくさんの教則本が出されています。

お子さんの特性に合った教則本で、無理なく進めていきます。

♪このプリント集は、まだ楽譜ではありません。書かれているものを目で追って、鍵盤や手を見ずに正しい指を、正しいフォームで動かせるようにすることを最優先としています。このプリント集を終えて、市販の教則本を渡すころには、ある程度両手で弾ける状態になっていますので、 ”弾くのも読むのも初めて” という状態で教則本に取り組むよりも、スムーズに進んでいくことができます。

 

上記のプリント集と並行して、「譜読み」の練習も行っていきます。

色をぬったり、ノートに書いたり、カードで覚えたり、マグネットを使ったり、、、と、一つの事を色んな方法で何度もくりかえすうちに、自然と身に付いていきます。

楽譜が読めるようになるには、とても大変な道のりのように思われますが、まずは、大譜表と呼ばれる、写真の10本の線の中であれば、実は音の数は、「23個」しかありません。

「ひらがなとカタカナ合わせて100個も覚えられるんだから、音符を覚えるのは全然大変なことではないですよ!(^^)!」 といつも伝えています。

 

 

時には、このような大きなマットも使って、楽しく譜読みの練習に取り組みます。

およそ20年前に作った、手作りのマットです。今も大事にレッスンで使っています。譜読みだけでなく、聴音や、音の高さあてなどでも使っていきます。手をつないで、このマットの上を一緒につま先立ちで走ったり、楽しくレッスンしています。

 

 

 

 

 

 

 

一つ一つの音が読めるようになったら、次はつながった音型ですらすらよめるように、少しづつ音をふやしながらトレーニングしていきます。こちらも、手作りのオリジナルのプリント集です。段階をふんで、数をこなしながら確実に譜読みの力をつけていきます。